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2009年5月21日 (木)

こそっと、つー。

ゴソゴソと遡り投稿。
前回の続きのよーな、そうでないよーな。
何か視点とか悩んでもうたし。
ま、いいや、オイラ文字書きさんじゃないもんねー、と開き直り。(爆笑)


何もかも未定(何だそりゃ)


「貴方は真の風早殿ではありませんね?」

何を馬鹿な事を、そう思った私の意に反し当の彼はあっさりとそれを肯定した。
どういう事?だって風早は風早で…彼以外の「風早」なんて私は知らない。

幼い頃の記憶は未だどこか虚ろで、思い出せた欠片だけでは何ら真実を結ばない。
けれど…彼が風早という名前でなかったとしても、それは単なる第三者が彼を認識する為の記号でしかなく…私には彼の名前なんてどうでも良い事、些末な事でしかない。
唯一人優しい姉を除いて…母でさえ私を疎み、誰からも顧みられず、蔑まれ、閉ざされたモノクロの世界で生きていた寂しい私に色鮮やかに広がる温かい世界をくれた人…自分の中の真実はそれだけだ。決してそれは変わらない。彼が風早だと名乗ったのならば私にとっての風早は彼だけだ。
大事な人…ただの従者なんかじゃない…時には父の様に、兄の様に…傍に居るのが当たり前で、いつの頃からか彼を一人の男性として見ている自分にも気付いていた…それでも多くを望んだ訳でもなく、ただ…これからも傍に居てくれれば…居て欲しいと思っていた。
そう、彼が自分をそんな対象として見てくれなくても全然構わなかったというのに。

彼が今居る戦場の情報が斥候から逐一入る。
彼が赴く以前から既に戦況は芳しくなく、無事に戻って来れるかどうかの保障すらない。
敗走の将として送られたも同然の彼――
国の未来、私の王としての先の事を思うが故なのは理解出来なくもないが、中つ国の宰相である狭井君は最初から彼を…私の傍から引き離す為だけに、彼の存在を抹消する為に彼を戦地へと追いやったのだ。

「千尋…居るの?」
天の鳥船の自室のバルコニー。恐らくは戦地である方角をただ祈る様に見つめていた私に、那岐が部屋の外から声をかけた。
「…入るよ?」
何も応えが返ってこなかった事に予想は付いていたのか、伺いながら入ってきた家族同然の少年はそっと近寄ると優しく笑った。

「那岐…」
「そんな顔しない、千尋らしくないよ」
むぎゅ。
悪戯に頬を摘まれる。
「やっ、ちょっとやめてよ!」
ぷぅ、と膨れた私に那岐がまた笑うと、つられて私も笑っていた。
「ごめん那岐…ありがとう」
「どういたしまして。…自分の出来る事、ちゃんとやりなよ?」
「うん」
「…それともアイツの事なんか忘れて僕にしとく?」
え?何の事?と顔に出ていたのだろうか、那岐は苦笑すると軽いデコピンをくれた。
「ぁ痛」
「僕が誰かなんてどうでもいい様にアイツが誰かなんてのもどうでもいいよ…僕は僕だし、アイツもアイツ以外の誰でもないんだから」
豊芦原に戻ってくる前の五年…三人で暮らした五年間、大切な人達との大切な時間を思い出しながら私は那岐の胸に顔を埋めた。
「今だけだよ」
「うん…ありがと…」
茜色の空がやがて紫紺に染まるまで、二つの影は落ちる日に向かい彼の人の無事を想って祈った。

「アンタが戻ってこないと僕が貰っちゃうよ…」


うー。
最後のは会話じゃなくて那岐の独白で。
視点的におかしいんですが…入れたかったんだよぅ、この那岐の台詞っ。
手元にゲームがなくてイマイチ部分的に思い出せないので間違ってる箇所もあるかと。
つーか、この続きは確実にソフトが無いと確認出来ないのでここまででひとまず終わりだな。(爆)

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