太公望を目指してます。
突然ですが。
何をトチ狂ったんだか駄文でお送り致します~…なエントリー。(自爆!)
二次創作(絵じゃなくて駄文だぜ、駄文!)なので、興味が無い方はスルーでお願い致します。(切に)
いちお…本文に入る前につらつらと言い訳のよーなものを。
いや、何かね、某お方の配布本、ほしーでーすと名乗りを挙げ損なっておったんですがね、軍師にもしかしたら釣られてくれるかも、との事だったので色々考えてたんですよ。
当然の事ながらオイラの場合は絵を描けば良いんでしょーが瑣末な理由で駄文を書いてしまいました。
ははははは、この餌、不味そうだからターゲットの某Yさんも釣られないと思うのですがね。(自覚はあるけどせっかく珍しく駄文書いたので自爆するんだい!笑)
設定等は何となく察して下さい。
そしてそのうち絵は描きます…お手々がもちっとオイラの言う事聞く様になったらもう少しマシな餌になるんじゃないかと思うので。(何だソレ)
気分は太公望。
いざ行かん、釣果は気にしないぜ!!
本文は続きからどうじょ。(勿論、興味があるお方もどうじょ/但し責任は取らないぜ!)
「無題(おぃ)」
私だってまさかこんなことくらいであなたが動揺するなんて思ってない。
でも…もしかしたらって事だってあるじゃない?
いつだって…私の方がドキドキして、あなたのいいように…って言ったら変だけど。
まるで手の平の上の、みたいなんだもの。
でも、とにかく。
たまには私があなたを、ドキドキさせたって良いよね?
毎日の執務にも大分、慣れたと思う。
それは勿論、彼をはじめ皆が私を助けてくれるせい。
その日は午後からの予定が急遽空いてしまい、私はひとり手持ち無沙汰なまま何をするでなくぼーっと窓の外を眺めていた。
「お茶が入りましたよ」
そう言って部屋に入ってきた彼は、私が返事をするよりも先に私の隣に立って同じ様に窓の外を眺めた。
「良い天気ですね」
「そうね…」
「まだ外は寒いですし…あまり長い時間開けておくと冷えますよ」
「うん…」
返事はしていても視線を窓の外の景色から動かさない私に、特に気にする風でもなく彼は続ける。
「今日のお茶請けは豆菓子ですよ」
隣にあった気配が動く。
「豆と言えば…先日の豆撒きは楽しかったですね。鬼役の風早は大変だったようですが」
クツクツと喉を鳴らして笑っているのだろう、彼の微かな笑い声とコトリ、コトリと茶器を卓に置く音がする。
「我が君?お茶が冷めますよ」
「うん…」
「どうかされましたか?今日は時間も空いた事ですし…貴女の自由に使ってよろしいのですよ?」
くるりと振り向き彼を見る。
にこにこと…いつもの笑顔は優しくて(皆は胡散臭いって言うんだけど私には優しく見えるの!)、私はちょっと我が侭を言ってみることにした。
「どこか遠くに遊びに行きたい」
「…」
暫しの沈黙。
そうよね、無理なのはわかってる。
私はこの国の王で、最高権力者には違いない。
でも「自由に」と言ったところで実際に自由に出来る事なんてたかが知れている。
「わかりました」
「え?」
思わず返ってきた言葉に驚いて声を上げてしまった。
「ですが今すぐ、という訳にはいきませんから…来月あたりになるでしょう」
そう言って彼はいつもの様に自分の席となっている椅子に落ち着いた様子で腰をかけた。
「だって…良いの?大丈夫?本当に遊びに行っても良いの?」
私も急いで自分の席に座って、身を乗り出して目の前の彼を見据えた。
「どうぞ」
静かにお茶を勧められる。
コクリ、と一口含んでまた視線を上げる。
彼は私の様子を嬉しそうな笑顔で眺めながら自分も湯呑みに口を付けた。
ああ、お茶を飲むだけの動作なのに。
何故こんなにも優雅で様になるのだろう。
一瞬見とれてしまったじゃない、それよりもさっきの話の続きよ、続き。
「ねぇ柊、本当に遊びに行けるの?」
「おや、私が嘘を申した事などありましたか?」
「ないけど!でも…遠くに遊びに行くなんてちょっと無理かなって…自分でも思うんだもの」
「ふふ…我が君のたってのお願い、ですからね。必ず叶えて差し上げます、ええ…策が浮かびましたから」
あ、今ちょっと悪い顔になった。
ニヤリ、って音が聞こえそうな顔?
こんな顔をする時の彼は曲者なのだ。
でもあえて私はその策を聞きはしないの。(どうせ聞いても教えてくれないしね)
「一応言っとくけど…無理はしないでね?」
「ええ、無理は致しませんよ、私は」
わー…「私は」だって。
多分…誰かが無理する破目になるんだろうな。
そう、多分、風早や忍人さんが主に。
ポリポリと菓子を摘みつつ苦笑してしまう私。
でもその来月が楽しみだわ。
どこに連れてってくれるのかな、うふふ。
「それはそうと我が君」
「え、何?」
「今から夕刻までの時間は何をお望みですか?」
あー、そうだった、元々今日の空いた時間は何をしたいのかって意味で聞かれたんだもんね。
「ん~…どうしよっかな、いきなり自由時間ですよって言われても思いつかないなぁ」
「左様でございますか…」
言いながらカタンと立ち上がって窓を閉め、私の後ろにまわる彼。
徐にサラ、と私の髪を一房取って口付けた。
「え、何、何?」
「どうぞお気になさらず、貴女はお茶の続きを…」
そんな事言ったって無理、気にするなって…気になるわよ。
ドキドキしちゃうから、イキナリはやめてって言ってるのに。
ううん、いきなりじゃなくたってドキドキはしちゃうんだけど。
「ちょ、ひ、柊ってば」
「どうしました?」
首だけ振り返って彼を睨んだら。
額に優しく口付けられた。
「貴女が何をするか考えている間、邪魔は致しませんよ」
ニヤリ、じゃない優しい笑顔。
でも嘘!邪魔してるから!!
ほら、自分の鼓動が煩いくらいなのに。
これで考え事が出来る程慣れてないんだから。
「ちょっと離れててよ」
「何故です?」
「だーかーらっ、考え事が出来ないってば!」
立ち上がって両手で彼の胸をぐいぐい押してみるも、私の力で大の男が動くわけないんだけどね。
とかやってたら彼はちゃっかり私が座ってた椅子に座り、私を膝の上に乗せてしまった。
「!」
「随分と冷たい仕打ちをなさるわりには…貴女は温かいですね」
「~~~!!」
こうなったらもう負け、私に勝つ術なんてない。
顔も上げられない私は、大人しく彼の繰る言の葉を聞きながらさっきまで押し離していた胸に頭を預けた。
今日の自由時間は「二人の時間」それで良い。
元々二人でいられれば良いと思ってたし、ただ「何をして二人でいるのか」を考えたかっただけだもの。
ちょっと…言いなりなのが悔しいだけよ、望んだ結果が同じでも経過が悔しいのは仕方ない。
彼は色々な言葉や態度で私が好きだと表してくれるけど、私だって彼が好きなんだから!負けっぱなしは嫌!!(勝敗の問題じゃないけど…)
「あ」
「どうしました?」
ちょっと良い事思い付いちゃった。
「ううん、何でもないわ。それより柊、今夜は何時頃に寝る予定なの?」
「我が君が私にご用がおありでしたら、私の予定など白紙の様なもの。呼んで頂ければ私はいつでも貴女の元へ駆け付けましょう」
「そんな大袈裟な用事じゃないわ、ただ何時頃に寝るのかなって聞いてみただけ」
「おや、つれないですね…」
また赤面しちゃう彼流の戯言を封じる様にちょっと睨んでみた。
「今夜は…仕上げねばならない報告書や他の雑事がありますから就寝時間は判りかねます、申し訳ございません」
素直に白状した彼は本当に申し訳なさそうに、恭しく私の手を取る。
あ、また負けそう。
「そう、お仕事頑張ってね」
慌てて手を引っ込めて、代わりに彼の頭をそっと撫でるとちょっとだけ驚いた顔が見れた。
あれ?もしかして今びっくりされたの?
夜に決行してやろうと思ったけど今でも良いかな?
私はさっき思い付いた悪戯を彼にどう仕掛けるか考える。
少しは彼にもドキドキしてもらわなくちゃね。
「多少は大胆なくらいじゃないと効果が無いわ」
「は?」
やだ、今声に出てた。
「ううん、こっちの話よ。それよりもね、柊…」
私の企みが成功したかどうか、勝敗の行方は彼だけが知っている。
自分ではあんまり勝った気はしないけど…今は良いの、そのうち絶対、そんな涼しい顔なんてしていられない様にさせてあげるんだから。
げほげほ。
やっちまった感が満載。(爆笑)
つか、どう考えても18禁、アダルティ~な流れになるんで途中で無理矢理終わらせた。(オイラの脳内の方向性のせい?)
余談ですが、これ、豆撒き(節分)の数日後、って感じれす。(あんまし意味は無い)
さ、とっとと脳内を通常モードに戻すとしましょうかねぇ。(笑)
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