どこから侵入しやがった!
ぅおおおおおお、事件です、大変です、どこから入ってきたのか只今部屋の中にカメムシがいます!
30分くらい前、暗くなってきたので照明を点けたところ微かな羽音と蛍光灯の笠に何かが当たる衝撃音が。
まさかG!? …いや、違った、カメムシや。
しかし…カメムシは下手に潰せない、刺激を与えたくないムシです。(臭いし)
つか、今日はオイラは全く外に出てないし、窓すら開けてないので原因はオイラじゃない!
だったら親のいる階下に行けよ~、2階に来るなよ~。
別に怖くないし、臭い以外は平気なんだけど飛び回られると鬱陶しいし、このまま部屋の中で干からびられるのも嫌なんだけど!(てか、蛾の干からびた死骸は探せば複数見つかる筈だが/核爆)
とりあえず手の届く高さにとまったら何とかしてやる。(くっそう)
さてさて、前回の投稿から日付が開いてしまって既に月記でもなくなってしまいましたが、あんまり怠けているとココログの規約が微妙に変更になっててヤバイらしいので何かを書こうと思いますよ。
さて、何を書こうか。(おぃ)
いや、実は書きたいネタは色々あるんだけどね、めっちゃ長文になりそうだからどうしようかと。(悩)
とりあえず前回以降、個人的には衝撃的に進歩した(?)話。
勿論、昆虫の、というか蛾の話なんだけどさ。
7月の頭の六虫会参加以降ホント劇的に変化したと思ってるんだな、あくまでもオイラ基準だけど。
超引き籠もりでお出かけなんかしなくて職場で見つけたコの写真撮ってるだけだった以前からは凄い変化ですよ。
お知り合いになれた蛾の大先輩Yさんに誘っていただいて都合が合うときは一緒に灯火採集に行くようになった事、ちょっと前から標本を作ってみようとは思ってたけど、ついに展翅の練習を始めた事等ですかね。
てか、練習を初めてからぶっちゃけ困った事は、あんまり頑張って練習するとお金がかかるという事かも。(苦笑)
初期投資はまぁ仕方ないんだけど、完成した標本を入れる標本箱がまた結構なお値段なんだわ~。
まぁ今はあんまり綺麗に作れない下手っぴなんで、とりあえず完成してもあまりにも酷いモノは箱に入れるのはやめよう…とか思ってますが、練習の成果がそこそこ出たらくたびれてハゲハゲな個体を採集するのはやめよう、とか同じ種類を複数展翅するのはやめよう、とか先のことを妄想している段階ですかね。(…)
だって清水の舞台から飛びおりる気持ちで標本箱買ったけど(流石に全くないと困るから1ケースだけ)、これでまた当分スマホやらパソコンやらアルコン(通じるかな?)の費用捻出が遠くなりましたからね。
あと、出来たらというか、行く行くは自力単独でも灯火採集がしたいなーとか思ってたのでその準備も。
いつもYさんとご一緒出来れば良いんだけどね、何せ自分の都合がなかなか合わないんだな、勤務時間バラバラで夜勤だったり昼勤だったり、日数も決まってないし超不定期なシフト勤務なので。
自力単独で可能ならば、仕事帰りに遅い時間からでも行けるし、絶対便利だよね、って。
てか、いつもコソコソ覗き見(基本ロム専は相変わらず)してる虫屋さんというか蛾屋さん方のブログとか見てたら本当に凄いやりたくなるんですよ、灯火採集!
オイラの通常が夜勤のSSでの定点採集(観測と言ったほうが良いかも)だけだからね、やっぱり山にしかいないコとかにはなかなか出会えないのが悔しくて。
で、まずどんな照明器具を購入するのか検討しまくりました。
ていうか、普通は光量や紫外線の照射率から水銀灯が一番良いんだけど、安定器の有無とか値段とか消費電力とか色々検討しまくった結果、ごくごくフツーの蛍光灯を使う事に。(ハロゲンと最後まで迷った)
そして電源は…本当なら発電機が欲しいとこですが値段からして絶対無理と早々に諦め(オイラは所詮ただのアルバイト…収入は多くないのだ)、車のバッテリーから取ってしまえ!ってな結論に達しました。(爆笑)
頭の中で、どんなセットを組もうか色々考えてはみたんだけど、移動時の事を考えると結局自分の愛車に荷物が乗るかどうか、に尽きるんだよね。
幕とうか白布(オイラは寒冷紗を使用)を張るのに最初は何を使おうか散々迷って考えてたんだけど、そもそもオイラの愛車に乗せ(載せ)られないサイズだったのでこれも諦め。
ある程度伸縮する組み立て式の物干しとか洋服かけとか色々見たんだけどね、縮めても何だかんだでデカイんだわ、他にも色々荷物が乗ってるのにトランクに入らないとか諦めるしかないじゃん、って。
で、考えた末に購入したのがコレ。
日動工業 パイプライト 40W 単管式 60Hz用 YF-401B |
アフィリエイトの画像の良いヤツで選んだのでショップによって値段の差はありますヨ。 |
発電機や、車のバッテリー(インバータ使用だけど)からなら気にしなくても良いんだけど、自宅の庭とかで普通の家庭用電源で使う事も考えて西日本用。
これ、どこのショップにも特に記載が無かったんだけど、届いてみたらコンセントがアース付きの3極プラグだった。
ちゃんと書いておいてよねー、とアダプターを購入。
で、このライトを照明兼幕の枠にしようという魂胆。
専用のスタンドとかもあるみたいだけど、お値段からして自作する事にしました。
つーても、ホームセンターで色々見てたら丁度良い感じのブツを発見したので作るという程の工作はしてないんだけども。
ラティス用のスタンドをマジックテープ付きの結束バンドでとめただけ、簡単。
工作した部分は接触面にクッションのような衝撃吸収のスポンジを両面テープで貼っただけ、工作ちゃうやん。(笑)
幕の貼り方は紐とかマジックテープとかを縫い付けて手芸工作しようと思ってたけど、面倒だったので今は物干し竿用の大きめの洗濯バサミでとめてるだけ。
電源はコレ、バッテリー。
インバータは一応、照明器具が使えなかったら困るのでちょっと良いモノにしました。
てか、もとから持ってたシガーソケットから取れる小さいやつ、定格150Wなのに40Wのライト1本でも点かなかったんだよね~…修正正弦波だし、点灯時に倍くらい電力が要るとしても平気だと思ったんだが甘かったか。(3倍で計算しても1本くらいなら点くかと思ってた)
で、今はまだ屋外で点灯して試してみてないんだけど、パイプライトの中の蛍光管の替えも購入、普通のじゃなくてブラックライトのやつ。
ブラックライトと言っても、管の外側が黒っぽい、ブルーってのじゃなくて、白いやつね、電撃殺虫器とかに使う青白い光が点くやつ。
1本交換して家で点けてみたら、作業するには流石に暗いな、と思ったので、写真撮影したりする事も考えると交換はとりあえず1本で良いかなー、みたいな。
全部交換したら昆虫には明るく見えるかもしらんが人間にはあれこれ作業するには暗すぎるし結局写真が失敗しそう~。
色々欲を言えばパイプライトだって完全防雨型が良かったとか、キリが無いんだけど、まぁ安く仕上げたわりにはそこそこの明るさのセットが出来たんじゃないかな、と。
この写真では蛍光管は全部昼白色のままなので、1本ブラックライトに替えたら多少は光量が落ちるんだろうけど、昆虫の目には同じくらいで変わらない明るさに見える筈だ。(この写真はパイプライト計3本使用)
左右両端が白のままなら2枚前の写真と同じくらいだと推測されるので写真も十分撮影出来るんじゃないかな、みたいな。(実際に屋外で試してないから分からんけどな)
で、このセットが準備出来て以降、風が強かったり満月で明る過ぎたり、翌日の仕事の関係で無理だったり、色んな理由でどこにも行けてなかったりする。
電源が発電機じゃないので場所もかなり限定されるのがちょっと難点。
発電機なら車から離れた位置でも点灯出来るし、ぶっちゃけ、照明を点けたまま例えばトイレに行ったり買い出しに行ったりと、セットから離れる事が可能なのだ…便利だよね、やっぱ。
まぁこのセット全部の値段を考えても発電機単体よりめちゃくちゃ安く仕上がってるから我慢なのだ。
なのでー、トイレに行きたくなったら今はもう片付けて終了するしかないのです、笑っちゃうね!(歳食うとトイレ近いんだよ/苦笑)
まぁ灯火採集、所謂ライトトラップの準備のネタでしたが、長くなりついでに標本作成を開始したネタももう少しだけ掘り下げておきまふ。(掘り下げるほどではない)
もともと貧乏性なので、いつか、いつか近いうちに!とか考えててもなかなか実行にうつせないオイラですが、今回ちゃんと練習を始めた最大の理由はYさんに展翅板をいただいた事、これにつきます。
7月末、標本を見せていただく為に遊びに行った際に、各サイズの展翅板を数本いただいてしまったのです。
これは貰ったからには絶対展翅の練習を始めないとあかんでしょ、せっかくの有難い好意を無駄に出来ないじゃないですか。
で、8月の最初の夜勤時に発見した蛾から初採集。
ほら、今までは一時捕獲しても写真撮った後は逃がしてたから「採集」は初めてなのですよ。
展翅の仕方は、ネットで検索して蝶の展翅とか色々みて挑戦。
初めてなので難しい。
翅の鱗粉が剥げるなんてのはカワイイもんですよ、破れるんだよ、加減が難しくて。
針がなかなか真ん中に刺さらないし、展翅板にも真っ直ぐ刺さらないし、実際に乾燥が終わって外してみたら真っ直ぐになってないのが殆どのような気がする。
触覚が折れるのも日常茶飯事だし、この写真の初挑戦のものに至っては…写真じゃ分からんのだけど腹部が折れました、わーお。(滝汗)
こーゆー大きいコの方が初心者的には楽ちんなんだけど、実は微妙に展翅板のサイズが合ってないんだなー、この場合中央の溝の幅ですが。
蛾は蝶と違って胴体が太いものが多いので、この溝幅考えておかないと使えないー!
それでもとりあえず頑張って練習してたけど、やはり問題発生。
無理、溝にはまらない、翅が毟れそう。(…)
明らかに無理だと誰が見ても一目瞭然。
翅を上げてもやはり両端が2センチくらいはみ出た。
これ、展翅した時点ではもう空いてる展翅板が無かったので、翅の上下に少し厚い紙を挟んでなんとか乾燥までは出来たけど、結局展翅板から外す時にうっかり翅に触ってしまいポキンと折れた。(涙)
あかん、やっぱ初期投資だと思って展翅板をいくつか買い足しましたがえらい金額になった。(標本箱も合わせるとマジでかなりの散財である…仕方ないけど)
とりあえず~…この後いくつか練習して、現在は展翅板の空きが無いのと、他の事で多忙で採集をしていないので標本作成は中断中。
てか、乾燥した状態の展翅してない三角紙入りの個体は手元に多数あるんだけど、…軟化展翅の練習にまで未だ手が回らない~…まぁ冬の寒さが深まって何もやる事が無い時にでも挑戦する予定でしまい、仕舞い。
失敗例その1。
酷い、破れ過ぎ。
失敗例その2。
触覚折れた、しかも両方。
せめて片方ならまだしも酷い。
失敗例その3。
曲がり過ぎ。
因みに、曲がる原因が実は自分のせいだけではない事にも気が付いた。
いや、どのみち自分のせいだけど。
展翅した時点では真っ直ぐになってても、実は乾燥してる間に曲がる事があるんだな、しかも理由は色々。
一番個人的に衝撃を受けたのは、死んでた筈の蛾が息を吹き返して動いてるのを見た時でしたよ、ビックリしたなぁ、もう!
胸部の真ん中に針が刺さってるからそこは動かないんだけど、他は基本的に展翅テープで押さえてるだけで、押さえが弱かったり、少しでも隙間があると息を吹き返した蛾がもがいて動いちゃうんだな。
上の写真のコは展翅した時は確実に頭は真っ直ぐで触覚も上に両方向いてたのですよ。
一応軽く展翅テープで挟んでおいたんだけど…翅のように留め針使ってたワケではなかったので頭を動かした際に片方がテープの上に出て、余計に頭を動かす幅が出来、そっぽ向いた姿勢で最終的に息絶えた模様…酷い。
これだけじゃなく、息を吹き返す事は多々あって、採集地で毒ビンで殺して三角紙に入れて帰宅したら…なんか三角紙を入れてたケースが騒がしい。
開けてみたら多数の個体が息を吹き返してカサカサ動いてたり。
あまつさえ暴れて三角紙から出てきたり。
展翅練習しはじめてわりと最初の方に、アオシャク(緑色のシャクガ)を毒ビンに入れ過ぎて変色させてしまった事があるので、毒ビンに入れてる時間を短めにしたら殆ど生き返ってるとかどうよ。
時間の見極めが難し過ぎる…慣れなんすかね、コレ?(苦笑)
とりあえず先月、9月16日に撮った写真。
未だラベルを作ってないので箱に入れてないモノ、展翅板から下ろしてないモノもあるので数はよく分からんけど、そこそこ練習してますよ、っと。
つか、標本箱が高いのでこの後の練習は少し種類や数を考えないとなのだ、冒頭でも書いたけどね。
因みに、ここには流石に幼虫の写真はそのまま載せられないんだけど(そのうち解禁するけどな)幼虫の飼育もするハメになったんだな。
いや、これはやろうと思って始めたワケじゃないです、単に自分の失敗からせざるを得なくなっただけです。
見つけたコの写真撮影したりする理由もあって、殺虫して三角紙に入れるよりも、生きたまま小さいケースに入れて持って帰る事が多いんだけど、ケースに入れてるとよくメス♀は産卵しちゃうんだよね。
で、いつもはすぐ洗って処分するんだけど、ちょっと怠けて放置してたんだよね、そしたら孵化しちゃってさー、大変大変。
コレ書いてる現時点では全部蛹になったので、もう手間はそんなにかからないんだけど、マジで大変でした、特に餌の確保が。
孵化しちゃった種類以外にも拾った幼虫が蛹になってしまったのとかあるので、来年の春が待ち遠しいですよ、ちゃんと無事に羽化すると良いなー。(そう、いきなりの越冬個体なのだ)
■不明蛾改め、フトスジモンヒトリ観察日記(のようなもの)
(別窓で開きます)
毛虫が苦手な人は見ないが吉、閲覧は自己責任でヨロ!
そんなワケで、夜間採集、標本制作、幼虫飼育、この3つが新たに始めた事っすかね~…幼虫飼育は今後もやるかどうか分からんけど、またうっかりミスって手元で孵化したらやらざるを得ないからなぁ…オイラの場合もうやらないとは言い切れない。
興味がある方はサイドバー右の画像コンテンツ内鱗翅目(チョウ目)の写真からどうぞ。
てか、スマホから日記というかブログ見てもサイドバーが表示されないみたいだからイラストや写真の画像コンテンツ全部見れないかもしんないんだけど。
次回更新は、以前からやろうと思っていた、写真部屋の記事のコピペ(内容重複のそのまま)の予定です。
あっちのページ、更新してもブログトップを更新しないと誰にも見てもらえない確立高いし、凄いダラダラ長文書いてのたまってもガラケー携帯やスマホから見れないので、内容的には古いんだけどこっちの記事として更新する事にしました。
まぁ…来月中には…月記で間に合ううちに更新したいです。
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